暖かくなってくると、子供と一緒に潮干狩りを楽しんでる姿を良くみかけます。
そのままお家に持って帰って食べても、もちろん美味しいけど、お勧めなのが「キャンプ」です。
キャンプで、自分たちが採ってきたあさりを料理して、食べるのは本当に格別です。
でもこの時に気になるのが、あさりの砂抜きと塩抜き。
口のなかでジャリジャリってしちゃうとせっかくの至福の時が台無しだし、海水で塩気たっぷりのあさりをそのまま調理すると、塩辛くてこれまた台無しですもんね。
そこで今回は、キャンプのときのあさりの砂抜きの
- 砂抜きが苦手でも大丈夫!キャンプ場でも簡単にできちゃうあさりの砂抜き
- あさりの塩抜きが簡単に短時間でできちゃう方法
- キャンプで食べたい、おすすめあさりレシピ
あさりの砂抜きをキャンプ場で簡単にする方法
あさりって美味しいんだけど、あなりの中に砂が残っていると、口の中が「ジャリ」ってなった瞬間ってすごく嫌なんですよね。
ちなみに、あさりに何で砂が入っちゃうのかのことを
「あさりに砂が入ってる理由 子供から聞かれたら何て答えればいい?」
に詳しくまとめてるので、参考にしてくださいね。
そんな「テンションダダ下がり」になっちゃう「あさりの砂」をキャンプ場でも簡単に抜けちゃう方法をご紹介しますね。
あさりの砂抜き3つのポイント
あさりの砂抜きをするとき、気を付けないといけないポイントが3つあります。
- 塩分濃度
- 温度・環境
- 時間
あさりだけに「あっさり」と。笑
まぁそれはさておき、それぞれのポイントについて、詳しく解説していきますね。
あさりの砂抜きのポイント①塩分濃度
あさりの砂抜きで、まず大切なのが、この塩分濃度です。
この塩分濃度の調整に失敗しちゃって
「砂をはいてくれない」
↓
「あさりの塩抜きって難しい」
ってなってしまう人がとっても多いんです。
まず、一番簡単で間違いないのが「あさりを採ってきたところの海水」です。
これを持ち帰ることができるんであれば、この海水を使うのが一番間違いがないです。
キャンプの場合、当然その場所にもよるけど、比較的この「海水」が調達しやすいと思うから、ぜひ潮干狩りをした海の海水をとってきて使うことをおすすめします。
どうしても、海水がとってこれないような場合、塩水を作ってあげる必要があります。
この塩水を作る時にも、気を付けたいポイントが2つあります。
なので、水道水の場合はカルキ抜きが必要になってくるんだけど、普通に汲み置きしてカルキを抜こうとすると6時間はかかってしまいます。
そんなときおすすめなのがカルキ抜き
です。
短時間でカルキ抜きができちゃうので、キャンプでアサリの砂抜き用塩水を作る時に、とっても重宝します。
目分量で「じょっぱければいい」んじゃなくて、ちゃんとあさりにとって快適で、砂をはきだしやすい環境にしてあげることが大切です。
あさりの砂抜きのポイント②あさりの砂抜きの温度・環境
まず、大切なのが温度管理。
暖かい時期の屋外だと、ちょっと陽の当たるところに置いておくと、すぐに水温が暖かくなっちゃいます。
暖かくなりすぎてしまうと、あさりの体力が奪われて、最悪の場合は死んでしまいます。
死んじゃうと砂抜きも当然できないし、すぐに痛んで異臭を放っちゃうので、この温度管理がとっても大切なんです。
ただ、寒すぎると今度は行動しずらい環境になってしまって、これも砂をはきにくい原因になっちゃいます。
最適なのが15~20度くらいです。
一番いいのが温度計があることなんだけど、もしもない場合は夏場なら「ちょっと冷たいかな?でも手をちょっとの間つけておいたら、そんなでもない」って感じくらいの温度でいいと思います。
次に「環境」ですが、あさりが砂をはきやすいのは、静かで暗いところです。
なので、直接日差しが当たるとうなところは、当然さけましょう。
そんなときおすすめなのが、ホームセンターなんかで売ってるキャンプ用のレジャー用クーラーです。
この中なら温度も一定に保てるし、ふたを閉めれば真っ暗ですもんね。
あとは、ちょっと隅っこの方へ置いて、騒がしくない状態にしてあげるといいですね。
あさりの砂抜きのポイント③あさりの砂抜きの時間
あさりの砂抜きで一番の問題が、この「時間」です。
通常、あさりが砂をはくのに3~6時間もかかっちゃいます。
なので、例えば夕方くらいに潮干狩りをして、そのあさりを砂抜きをしてると、砂をはき終わる頃には食事も終わっちゃってます。
個体差や環境によってもかかる時間に差がでるものです。
なので、できるだけあさりがリラックスして砂をジャンジャンはき出してくれるような環境を作ってあげましょう。
それでもやっぱり何時間かはかかってしまいます。
当然「潮の満ち引きの時間」にもよりますが、「潮干狩りをする時間は、食事の時間から砂抜きの時間を逆算してから」にするようにしましょう。
一番いいのは「午前中の涼しいうちに潮干狩りをして、あとはゆっくりと砂をはき出してもらう」ですね。
あさりの砂抜きの仕方
お伝えしてきたポイントを抑えた上で、あさりの砂抜きのやり方を紹介します。
あさりの砂抜きで準備するもの
- クーラーボックス
- 海水または塩水
- 割りばし
- 目の粗いザル(クーラーボックスに入るくらいの大きさ)
- あさり
その上に目の粗いザルを置きます。
こうすることで、はきだした砂をあさりが吸い込んでしまいにくくすることができます
②割りばしの上にあさりを置いていきます。
この時、あさりが重ならないように注意しましょう。
重なってしまうと、上のあさりが吐いた砂を下のあさりが吸い込んで・・・的な感じになっちゃいます。
③海水または塩水をクーラーボックスに入れていきます。
量は、あさりがひたひたにつかるくらい。
④クーラーの蓋を閉めて、中を暗くします。
しばらくすると、あさりが勢いよく海水と一緒に砂を吐き出しはじめます。
⑤長時間になる時は、時々クーラーボックスのフタを開けてあげて様子を確認しましょう。
それと同時に、あさりが窒息しないように空気を入れてあげましょう。
また、海水を入れ替えて(クーラーボックスの底にある栓から水をぬいて、新鮮な海水を入れなおす)あげるのも、たくさん砂をはかせるのに効果的です。
⑥3時間以上過ぎてからザルをずらしてみて、砂がたくさんはかれていれば、砂抜き完了です。
こればっかりは
「こうなってれば、完全にあさりの中の砂が全部掃き出し終わってます!」
的なものはないので・・・ある程度、砂がはかれてれば大丈夫です
あさりの塩抜きを簡単短時間でできてしまう方法
あさりの砂抜きが終わったら、今度は塩抜きです。
体内にたっぷりの塩水を取り込んでる状態のまま調理しちゃうと「とっても塩辛いあさり料理の完成!」ってなってしまいます。
この塩抜きは、砂抜きの流れのままやることができちゃいます。
やり方も簡単です。
②海水を抜き終わったら、ザルの上のあさりはそのままクーラーの中に置いておいて、そっとフタを閉めましょう
③そのままの状態で、だいたい1時間もあれば、あさりの中の海水を勝手に吐き出し終わります
たったこれだけです。
砂抜きに比べると、塩抜きは超簡単です。
一つ気を付けないといけないのは、あさりの塩抜きする前に、水洗いをしないことです。
あさりってとっても淡水に弱っちい生き物なんですね。
砂の上に出てきてても、雨が降ってきたら急いで砂の中にもぐっちゃうくらい、大の苦手なんです。
なので、水洗いをしちゃうと弱ってしまって、体内の海水を勢いよく「ピューッ」って吐き出すことができなくなっちゃうので、かえって逆効果になっちゃいます。
キャンプで食べたいおすすめあさりレシピ
自分たちで採ってきたあさりをキャンプで食べるのは、本当に格別です。
子供達も「この大きいのは私がとったのや~」とかでテンションも上がっちゃいます。
そこで、私がおすすめの「キャンプで食べると最高のあさりレシピ」を3つ紹介しますね。
キャンプでのおすすめあさりレシピ①簡単!あさりのバター酒蒸し
やっぱり定番と言えばこの「あさりのバター酒蒸し」ですよね。
「あさりとバター」って本当に神コンビです。
ご飯のおかずにも最高だし、子供も美味しいって良く食べてくれます。
「簡単!あさりのバター酒蒸し」のレシピはこちら。
キャンプでのおすすめあさりレシピ②BBQで簡単パエリア
魚介類があると、食べたくなるのがパエリア。とっても美味しいパエリアが、キャンプで簡単にできちゃいます。
あさりの旨みがぎゅーっと濃縮されて最高です。
「BBQで簡単パエリア」のレシピはこちら。
キャンプでのおすすめあさりレシピ③とうもろこしのあさりバター
子供大好きのトウモロコシと採りたてのあさりの豪華なバター蒸しです。
子供は「これがあればOK!」っていうくらい、がっついて食べてくれちゃいます。
「とうもろこしのあさりバター」のレシピはこちら。
キャンプでのあさりの砂抜きと塩抜きの仕方のまとめ
せっかくのキャンプ。
どうせなら子供と潮干狩りも一緒に楽しんで、自分たちで採ってきたあさりを一緒に調理して食べるのは、また格別です。
とってもおすすめなので、ぜひ試してみてくださいね。
子供達の心にも、楽しい思い出として、残ってくれますよ。
くれぐれも、あさりを口に入れた時の「ジャリッ」が思い出に残らないようにしてあげましょうね^^;