先日、子供が学校から保護者への連絡用プリントを持って帰ってきました。内容は『最近、インフルエンザが少しずつ流行りはじめたので、予防のためにマスクを着けてきてください』とのこと。

『そっか~、もうそんな時期か~。今年もあと少しで終わりだもんなぁ』って思いながら、ちょっと前にママ友から『インフルエンザ予防にはマスクってほとんど意味ないらしいよ。そもそもインフルエンザのウイルスってとっても小さいから、マスクじゃ防げないんだってよ』って聞いたばかりだったので。

同じように、そもそもマスクってインフルエンザの予防には本当に意味がないの?って疑問に思っている人も多いかと思います。

しかも、たくさん入っていてお値段の安いマスクだと、なおさらそう思っちゃいます。

この記事でお伝えしたいこと
  • 本当に予防効果があるの?
  • マスクって値段もピンキリだけど、やっぱりインフルエンザ予防には高いものじゃないと効果はないの?
  • インフルエンザ予防に効果があるマスクの使い方とかってあるの?

っていうことについて、お伝えしていきますね。

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インフルエンザ予防にマスクは効果があるの?

インフルエンザが流行してくると、予防のためにマスクをして外を歩いている人を良く見かけます。今では私の子供が通う学校のように『マスク着用』を義務付けるまではいきませんが、推奨してくるところもあります。でも、本当にマスクってインフルエンザの予防に効果があるんでしょうか?それとも、私がママ友から聞いたみたいに、マスクなんてインフルエンザのウイルスが素通りできちゃうから、全然意味がないんでしょうか?

マスクではインフルエンザのウイルスは防げない?

インフルエンザウイルスの大きさはとても小さくって『0.1μm(マイクロメートル)』です。これはmm(ミリメートル)にすると、『0.0001mm』です。全く想像のつかない小ささですよね。

いまいちピンと来ない大きさなので、例えばあなたの体を地球に例えると、ウイルスは地球の中にいる人間みたいなものになります。地球から見ると、人間なんてすごく小さな点にもなりません。それくらい小さいんですよね。

そして、一般的なマスクで捉えることができる粒子の大きさは5μm(インフルエンザウイルスの50倍)程度なんです。まさに、ザルで水をすくってるみたいな状態です。

なので、私がママ友から聞いた『インフルエンザのウイルスはとっても小さいから、マスクでは防げない』って言っていたのは本当なんですね。なら、インフルエンザ予防のためにマスクをつけるのは、気休め程度の『頑張って予防してる』っていう自己満足なんでしょうか?

インフルエンザ予防のためのマスクの目的

実は、インフルエンザ予防のためにマスクをつける理由は

・のどや鼻を乾燥させないこと
・咳(せき)やくしゃみで、周りに唾(つば)をまき散らさないこと
が目的なんですね。ここを勘違いして『マスクをすればインフルエンザウイルスが入ってこないから、予防になる』って思っていいる方が以外と多いんです。

のどや鼻の乾燥を防ぐ
まず、インフルエンザウイルスは口や鼻から侵入することで感染します。通常は鼻やのどの粘膜がこのウイルスを捉えてくれて、それを痰(たん)として外に吐き出してくれています。それが、だんだんと寒くなってきて空気も乾燥してくると、鼻やのどの粘膜が乾燥してしまって、ウイルスを捉えて外に吐き出してくれる機能が弱くなってしまいます。

そこで、マスクをすることによって自分の吐いた息で鼻やのどを加湿して乾燥を防いでくれているんですね。鼻やのどの粘膜がしっかりと機能してくれれば、体内に侵入しようとしたインフルエンザウイルスも『体のバリア機能』でちゃんと守ってくれるんです。

咳、くしゃみで周りに唾をまき散らさないようにする
インフルエンザの感染経路は主に『飛沫感染』です。インフルエンザに感染している人が『咳』とか『くしゃみ』をしてまき散らされたウイルスを吸い込んで感染してしまいます。咳を一回するとインフルエンザウイルスが約10万個、くしゃみだと約200万個の大量のウイルスをまき散らしているんです。しかもそのウイルスを含んだ唾が飛んでいく距離は、咳だと2m、くしゃみだと3mも飛んでいるんですね。

マスクはウイルスのようなとっても小さな物質を捉えることは期待できませんが、咳やくしゃみで飛んでいくウイルスをたっぷりと含んだ唾はしっかりと止めることができます。

なので、マスクをすることで、咳やくしゃみでウイルスをまき散らして起きる『2次感染』を防ぐ効果はかなり期待できるんですね。

それ以外に期待できる効果としては、インフルエンザウイルスが手についた状態で、無意識に鼻をすすったり、口元をかいたりすることでの、インフルエンザウイルス感染を防ぐことです。インフルエンザウイルスに感染した人がくしゃみなどをして、飛散したウイルスっていうのは、例えばドアノブや電車のつり革、エスカレーターの手すりみたいに、手でさわるものには全て、ウイルスが付着してる可能性がありますからね。これらに手で触ると、もちろんウイルスは手についてしまう訳ですね。

インフルエンザ予防のためのマスクの種類

一般にインフルエンザに有効として売られてるマスクには、大きく分けて2種類のものがあります。

不織布(ふしょくふ)マスク
不織布(ふしょくふ)って言うのは、要は『織らない布』と言う意味です。なので、不織布(ふしょくふ)マスクって言うのは、『織らない布で作られたマスク』ということになります。

綿などで作られた生地タイプのマスクには織り目があるので、隙間が多くなり、そこから咳やくしゃみの飛散物が通り抜けてしまうので、織り目のない不織布が多く使われてます。

不織布は繊維そのものを、熱などで接着したり複雑に絡ませて作られるので、隙間が小さくなり、そこから咳やくしゃみの飛散物が通る抜けにくくなります。しかし、やっぱりウィルスみたいにすごく小さなものまでは止められません。

サージカルマスク
サージカルマスクっていうのは、医療用に作られたマスクのことです。これにも不織布が使われていたりもするので、不織布マスクとサージカルマスクは全くの別物っていう訳ではありません。

サージカルマスクの場合は、マスクに抗菌フィルターなどの処理がされているので、不織布マスクよりも細かなウイルスなんかも通り抜けにくいように作られてます。

ただ、その分お値段もお高くなってしまいます。それに、サージカルマスクにも規格があって、それによって性能もピンキリです。お値段ももちろんピンキリになります。実際には、サージカルマスクを付けているからといって、インフルエンザにかからない訳じゃありません。ウイルスは体の粘膜からも感染します。目にも粘膜があるので、目まで保護できないマスクには完全にインフルエンザを防ぐことはできないんですね。

それに、本来はこのサージカルマスクの使用目的は、病院で手術などをするときに患者への感染予防としてです。こちらも、もともとは『口や鼻から入ってくるものを防ぐ』のではなくて『口や鼻から出ていくのを防ぐ』ためのものなんですね。


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インフルエンザ予防に有効なマスクの使い方

いくら高性能のマスクを使っていても、正しい使い方をしていないと、全く効果がありません。逆につけない方が良いこともあったりします。逆に言うと、値段がお安いマスクでも、使い方によっては十分な効果が期待できるんです。

マスク着用時のポイント
・マスク着用前にはしっかりと手洗いして、手についたウイルスを洗い流します。
・鼻からあごの下までをマスクでしっかりと覆います。あごの部分に隙間がないように装着しましょう。
・マスク上部にあるワイヤーで押さえて、鼻にしっかりとフィットさせます。
・マスクを着用したら、再度しっかりと手洗いしましょう。
マスク着用中のポイント
・マスクをずらして、飲み食いしたりしないこと。マスクをつけないままだったら、吸い込んでも感染しないくらいの微量のウイルスも、マスクに付着した大量のウイルスが、食べ物や飲み物と一緒に口の中に入ってしまいます。これなら、最初からマスクをしない方がまだマシですよね。
マスクを外すときのポイント
・マスクの全面をつかんで外さないこと。マスクに付着したウイルスが大量に手についてしまいますよ。正しい外し方は『耳にかかっているゴムを持って、ゆっくりと静かに前に外す』です。こうすることで、マスクについたウイルスにも触れずにすみますし、まき散らしてしまうこともありません。
・外したマスクは再利用せずに、そのまま捨ててしまうのが基本です。外したマスクを机の上に置いて、後からまた使うなんていうことはやめましょう。予防のためにマスクをつけているのに、逆に感染のリスクが上がってしまいますよ。それに、マスクを置いておいた机の上などにも、マスクのウイルスが付着してしまうので、感染リスクをわざわざ上げてしまう結果になってしまいますよね。

さいごに

インフルエンザ予防でのマスクは決して万能ではありません。でも、ドラッグストアでお徳用みたいに売られている値段のお安いマスクでも、正しい使い方をすれば、インフルエンザの予防効果もちゃんと発揮してくれます。

医療用のサージカルマスクもウイルスを防いでくれますが、やはり正しい使い方ができてないと、その予防効果も全く発揮できませんからね。

なので、私のお勧めは『お安いマスクを買って、頻繁に取り換える』です。そうすることによって、高級なマスクに負けない予防効果を発揮してくれます。ただし、ちゃんとした使い方をすることが大前提ですよ。

あなたのインフルエンザ対策にマスクを取り入れるときの、参考にしてもらえれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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