産褥期精神病の予後ってどうなの?1000人に1人がなるって本当?

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産褥期精神病(さんじょくきせいしんびょう)という言葉を聞いたことがありますか?

妊娠中は比較的安定していることが多いですが、産んだことにより急激にホルモンバランスが崩れることで起こるようです。

産後うつなどとも呼ばれますが、大体の人は子供が大きくなるにつれて回復してきます。

ちょっと不安になったりということは誰でも当たり前のことですよね。

産褥期精神病はそういう不安感の中でも最も重症な状態のことを言います。

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産褥期精神病になる割合は?回復はするの?

この産褥期精神病は「500回~1000回の出産に対して1人の割合で起こりうる病気」ということなので、かなりまれではあります。

まれとはいえ、自分が絶対にならないかといえばそれは誰にもわかりません。

うつ病ですから、結局は薬で治療する以外にないですし、幻覚とか妄想とか激しくなると入院することもあります。

産んだ子供をかわいいと思えず、むしろ怖い・得体のしれない生物と感じてしまい攻撃することもありますので、その時は周りの人の協力が不可欠です。

産褥期精神病とはいいますが、結局は一般的な精神病と経過は変わらないので、よくなったり悪くなったりを繰り返し、ひどく悪化した時は自殺願望も出てくることも・・・

とはいえ、多くの人は産後1年くらいで回復するようなので過度に心配は不要ですが、2人目を産むときもなる可能性が50%ほどと高い傾向です。

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産褥期精神病の体験談は?マンガで読めるおすすめ体験談を紹介!

産褥期精神病のマンガで有名なものに「妊娠したら死にたくなった」という作品があります。

作者は「橘ちなつ」さんという方ですが、作者本人の実話をもとに描かれているものです。

長い話ではありますが、少なくとも産褥期精神病で亡くなったというわけではないし、マンガをかけるくらいに元気になっているということはとても救いですね。

私も途中までは読んだことがあるのですが、とても壮絶で自殺を考えたり入院したりというのもかなりリアルに描かれています。

妊娠中に読んだら産むのが怖くなるかも?と感じました。

影響されやすい人は、出産してしばらくしてから読んだ方がいいかもしれません・・・

この主人公は、旦那さんも協力的だし、両親も助けてくれたりしているので、孤立無援というわけじゃないんです。

主人公が悪化して入院している間も両親がかわりに子供を育ててくれているし、環境としてはとても恵まれていると思いました。

だから助けてくれる人がいないから、自分もなってしまうのではないか?と考えるとそれまた違う話かもしれません。

旦那さんがまったく助けてくれなくてワンオペでもなんとか乗り切っている人もいるし、周りに助けてくれる人がたくさんいてもなるときはなります。

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産褥期精神病になりやすい人は?母親側と赤ちゃん側の要因を紹介

産褥期精神病になりやすい人とそうでない人の違いはなんでしょうか?

この産褥期精神病になるのは、出産直後から数日間と言われていて、それってみんな病院に入院している間ですよね。

この時に、幻覚や幻聴がきこえてきたり、錯乱状態になったら産褥期精神病を発症していることになります。

この時に、比較的精神が安定していれば、そこまでひどい状態にはならないと思います。

産褥期精神病になりやすい人とは

産褥期精神病になりやすい人は、

  • 妊娠する前にうつになったことがある
  • 精神的に不安定になって病院に通っていたことがある
という場合に確率が高くなりますね。

あとは、出産に対してすごく不安感が強いとなりやすいかもしれません。

ですが、出産はみんな多かれ少なかれ不安を持ちますから、不安だからなるというものでもないです。

他には、周りにあまり喜ばれないとか望まれていない妊娠だったりというのもあります。

心のどこかに罪悪感とか悲しみとかがずっとあって、それが発症のきっかけになったりなど。

色々原因の可能性はありますが、結局は出産により急激なホルモンバランスの変化がおこり発症するわけで、誰がなってもおかしくないわけです。

産後の不安を解消するためにできること

普段の生理や生理前などで精神的に不安定になる人は、産後うつなどにもなりやすいので調子がおかしいなというときは、早めに周りに相談してくださいね。

助けてくれる人がいない、旦那さんは仕事だし不安で怖いという人は、妊娠中から自治体などのファミリーサポートを調べたり。

あとは、親子で参加できるサークルなどを調べてみるのもいいですよ。

保健所なども育児相談に乗ってくれますし、ネット社会ですから同じ時期に出産する人と友達になっておくと心強いです。

先輩ママと仲良くしておくのもアドバイスがもらえていいですね。

赤ちゃん側の要因ですが、産褥期精神病としては赤ちゃんは原因になりません。

産んですぐ発症するわけですから・・・

ただ、産後うつとしてはあるかもしれません。

例えば産まれた赤ちゃんに病気が見つかったとか、障害をもっていたとかです。

子育てはみな大変です。

ですが、障害を持っていたりするとその大変さは何倍にもなりますし。

それに、つきっきりで世話をしないといけない状況がずっと続くと、母親はうつになったりもします。

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産褥期精神病の予後のまとめ

産褥期精神病はまれな病気ではありますが、ホルモンバランスの変化によって発症するものなので、だれでも起こりうる病気です。

出産はとても不安ではありますが、子供はすぐに大きくなりますからあまり悩みすぎないでほしいです。

産褥期精神病はめったになるもんではないです。

ですが、産後うつは比較的多くの人が多少はなっていますから、自分だけと落ち込まず周りに助けを求めながら育児を楽しんでください。

どんどん助けてって発信してください!

家の中でずっと2人きりというのは避けて、外にでましょう。