雑穀米って健康食品としてとっても人気ですよね。
白米を炊くときに一緒に混ぜて炊飯ボタンを押すだけでOKなんですから、とっても便利です。
普通にお米をといですぐ炊く人が多いと思います。
でも、そんなときにふと「タイマーなどにして、前の日の夜から朝まで水に浸けておくのはどうなんだろう?」なんて疑問も出てきますね。
他にも早炊きだと白米は問題ないけど、雑穀米は硬いんじゃないかとか・・・
色々調べたところ、むしろ水に長くつけた方がいいということがわかりました。
雑穀米の説明には「白米を炊くときに入れて炊飯」となっていますし、味もおいしいとは思います。
でも、雑穀米の浸水時間を長くすると何が違うかと言うと「消化吸収」が全然違ってくるということなんです。
最近の雑穀米は種類も豊富で、二十雑穀とか三十雑穀とか出ていますよね。
その中には、白米よりも粒の大きい物や硬いものも入っています。
そんな雑穀米をそのまま浸水せずに炊くと、食感が硬いものなどもあって、それをそのまま食べると消化不良になったりします。
粒が小さいひえや粟などは、浸水などせずにそのまま炊けるのですが、そうではない場合浸水時間が長い方がむしろいいそうです。
だから、白米をといで雑穀米を入れてすぐ早炊きっていうのはダメということになりますね。
料理人の方は、夕飯用のお米を朝のうちにといで雑穀米も入れておき、冷蔵庫の中で保管しておくそうです。
そして帰宅したら早炊きで炊くのだそうな。
これなら吸水もされてて柔らかいごはんができますね。
雑穀米を浸水しないと食感に影響がでる?浸水時間はどのくらい?
雑穀米を浸水しないで炊くとどうなるかというと、ボソボソになります。
食べられなくはないけど食感がおいしくないといったところでしょうか。
水分があまり含まれていない雑穀なわけですから、硬いしボソボソというのは当然ですよね。
白米は炊飯器で炊くときは浸水しなくても、それなりにもっちり炊けますけど、雑穀はそうはいかないようです。
そのかわり、ちゃんと浸水してあげると、もちもちぷちぷちのおいしい食感で楽しめますよ。
肝心な浸水時間ですが、
- 夏場は30分
- 冬場は1時間
- 時間があるなら2時間以上がベスト
浸水は長めの方がおいしいのと、消化にも影響がでるみたいなので・・・
硬いのを毎日食べていると胃腸の調子が悪くなったりして、健康にいいものを食べているのになぜ?なんて人もいるようです。
その場合は浸水不足ということを覚えておくといいですね。
寝る前にセットして朝6時に炊けるくらいの間浸水しているととてもおいしい雑穀米ごはんが炊けそうです。
だけどこれは涼しい季節の時の話で、真夏にタイマーをかけるのは雑菌が繁殖するのでおすすめできません。
もし朝炊く場合は、お米をといで雑穀米を混ぜた後冷蔵庫で保管して朝に炊飯ボタンを押すというのがいいと思います。
雑穀米は早炊きできる?通常炊飯と早炊きは何が違うの?
雑穀米は早炊きできるかどうかですが、前準備をしておけばできます。
「いきなり白米をといで、雑穀米を入れて、早炊きボタンを押す」
これではおいしくないごはんができるだけです。
普通炊きの場合でも雑穀米を入れると少し硬いくらいなのに、早炊きだとどれだけ硬く炊きあがることか想像できると思います。
問題は食感だけではなく、硬い雑穀米を毎日食べ続けていると胃腸に負担はかかるし栄養も吸収されません。
多少おいしくなくても栄養のために食べているという人もいると思いますが、栄養が吸収されないなんてなんのために食べているのか・・・
それに、本来は雑穀米ももっちりプチプチ食感でおいしいものなのです。
炊飯器の通常の炊飯と早炊きって何が違うの?
通常の炊飯と早炊きの違いですが、早炊きは「吸水」と「蒸らし」が省かれています。
最近の炊飯器はいくつも炊飯モードがありますけど、極上だと1時間・普通だと40分・早炊きだと20分くらいですよね。
となると普通炊きでも吸水10分、蒸らし10分程度しか取っていないことになります。
雑穀米を炊くときは夏場は30分、冬場は1時間、欲を言えば2時間は吸水した方がおいしいとまで言われているのです。
だから普通炊飯でも雑穀米を炊くときは吸水不足になりますので、吸水タイムは必要なんですよね。
ちなみに普通炊飯と早炊きで電気代の違いがあるのかというと、ほとんど変わりません。
吸水も蒸らしも時間をおいてるだけでほとんど電気使ってないですよね?沸騰させる時に電気使っているだけです。
吸水時間が長すぎるとどうなのかって話もありますが、普段食べている人の話では、朝といで夕方炊けるタイマーでセットしても問題なくおいしいとのことでした。
黒い雑穀米が入っていると、短時間の吸水よりも色が濃く出るというのはありました。
雑穀米だけの炊き方で土鍋を使うとき!どんなことに注意すれば失敗しない?
炊飯器で炊くのも手軽ですが、土鍋でも雑穀米だけの場合でも、時短で美味しく炊けること知っていますか?
「雑穀米だけをお鍋で炊くって、なんだか焦げそう」
「雑穀米だけを土鍋で炊くとか、失敗しそう」
そう思っていませんか?
一般的な白ごはんでも、土鍋で炊くとツヤツヤ感などが変わってきて、とってもおいしいんです。
もちろん土鍋それぞれにクセがあるので、レシピ通りにしても、「あとちょっと調整が必要!」なことも多いです。
ですが、大きな失敗はレシピを守れば防げますよ。
土鍋での雑穀米の炊き方
まずは雑穀米を土鍋で炊く場合も、炊飯器と同じように夏場は30分、冬場は1時間ほど浸水してくださいね。
土鍋でも、炊飯器のときと変わらず「浸水は重要」です!
浸水が終わったら土鍋を強火にかけて、タイマーを15分でスタートします。
厚手の土鍋なら15分で十分ですが、もし薄手の土鍋の場合は強火ではなく中火くらいからスタートするといいですよ。
土鍋の厚さによって、沸騰するまでにかかる時間に差はありますが、沸騰したら弱火にします。
15分経ったら火を消し、10分ほど蒸らします。
コツは思い切って蓋を開けて確認すること!
お鍋でご飯を炊く時は蓋開けたらダメと言われますが、初めての時は中がどうなっているかわからなくて不安ですよね…
ですので、思い切って中の状態を確認しましょう!
もちろん頻回に開けたり、開けっ放しではおいしく炊けないので、避けましょう…
何回か炊いていると、自分の土鍋のクセがわかってきて、雑穀米も土鍋でどんどん美味しく炊けるようになりますよ!
また、炊いた後長くお鍋に置いておくのも、硬くなってしまう原因になります。
なので、土鍋で雑穀米を炊くときには、食事の時間に合わせて炊くのがおすすめです。
雑穀米の浸水時間は長すぎるとどうなる?のまとめ
雑穀米はある程度吸水してから炊かないと硬い食感で、消化不良を起こしたり栄養が吸収されないなどの弊害があります。
時間に余裕があるなら2時間は吸水させてから炊きましょう。
雑穀米は白米に比べて食物繊維やビタミンなどが豊富に含まれていて、とてもすばらしい食品です。
ぜひおいしく炊いて毎日の食事に取り入れていきましょう。