じゃがいもの芽の取り方!そもそも芽が出ない保管方法はないの!?

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「ジャガイモの芽には毒があるから取りなさい」と、私は昔から母に教わってきました。

私と同じように教わってきた人もいるのではないでしょうか。

ですが今になってふと思うのが

「ジャガイモの芽には本当に毒があるのか」
「ジャガイモの芽って本当に食べられないんだろうか?」
「ジャガイモの芽って食べたらどうなっちゃうのか?」

っていうこと。

これらのことって、意外とよく知らなかったりしますよね。

それに、じゃがいもの芽をいざ取ろうとしたとき。

「どこからどこまでが芽で」
「きちんと取るにはどうすればいいのか?」

わからないことだらけなんですよね。

ただ単に「皮をむくだけ」ならまだしも「毒がある」と言われている芽の部分なので、ちょっと慎重になってしまいます。

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ジャガイモの芽はどれ?意外と知らない芽の正しい取り方

ジャガイモは収穫してからしばらくすると、でこぼこのところから発芽して表面に出てきます。

ほかの野菜と違い、腐ったり痛んだりするよりも先に、ボコボコと何かが刺さっているような見た目になります。

この部分がジャガイモの芽になります。

スーパーに並んでいる段階では芽は出ていませんが、買ってから自宅でしばらく放置すると、気づいたら芽が出ていた、なんてこともありますよね。

ジャガイモの芽の取り方

じゃがいもの芽の取り方には2つの方法があります。

  • 1つは、包丁の根元の部分で丸く掘るようにして取る方法
  • もう1つは、ピーラーの横についているでっぱりでえぐる方法
実は、ピーラーの横のでっぱりって、ジャガイモの芽を取るために付いているんです。

意外と知らない方多いのではないでしょうか。

私も、でっぱりがジャガイモの芽をとるためのものだなんて知ったのは割と最近です。

今まではキッチンの収納として、S字フックにかけるものだと思っていました・・・

包丁での作業が得意でない方でも、ピーラーなら簡単なのでおすすめの方法です^^b

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じゃがいもの芽には毒がある?

昔、私が母から教わったように、やっぱりジャガイモの芽には毒があるんですね。

厳密に言うと、じゃがいも自身に毒があるんです。

この毒の名前は

  • ポテトグリコアルカロイド
  • ソラニン
  • チャコニン
と呼ばれる、これらの毒が含まれているんですね。

「じゃがいもの芽には毒がある」って言われていたので、ジャガイモの芽だけにあるのかと思ってましたが、実はジャガイモ全体に含まれているんです。

ただ、全体に含まれているといってもごく僅かな量なので、食べる分には問題ありません。

問題があるのはやはり、芽なんです。

じゃがいもの芽に含まれる毒の症状

芽に含まれるソラニンやチャコニンの毒性は高く、人の体の神経に作用する毒なので、気を付けなければいけません。

毒の作用としては

  • 頭痛や嘔吐
  • 腹痛
  • 疲労感
などがあり、摂取する量が多いと最悪の場合死んでしまうこともあります。

じゃがいもの芽だけじゃない!緑の皮にも含まれる毒素

また、ジャガイモの芽だけじゃなく、緑の皮の部分にもソラニンやチャコニンは多く含まれているんです。

ジャガイモの芽は取り除いたほうがいいとは知っていましたが、

「緑の皮は単にジャガイモが完成しきっていないんだ」

だと勝手な解釈をしていた私は、何も気にすることなく皮をむくだけでした。

なので今までは、そこそこの量のソラニンを摂取していたんですね。生きていてよかったです。苦笑

緑のジャガイモを見かけたら、普段より少し厚めに皮むきをしましょう。

ソラニンやチャコニンは、加熱しただけでは消えません。

なので、ジャガイモの芽はできるだけきちんと取り除くようにしましょう!

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ジャガイモの芽が出にくくなる保存方法

ジャガイモの芽には、私の母が言ってたように毒があることはわかりました。

でもそもそも、そのジャガイモの芽が出なければ、めんどくさい「ジャガイモの芽取り」なんてする必要がなくなりますよね?

ジャガイモの芽はいつくらいから出てくる?

ジャガイモを買ったときには出てなかった芽も、気がついたらいつの間にか出てきちゃってますよね。

では、ジャガイモっていつくらいから芽が出始めるんでしょう?

実は、ジャガイモの芽は収穫したあと数ヶ月の間は「休眠期間」といって、芽がでてこないんです。

なので、ジャガイモが収穫されて、お店の店頭に運ばれてきてから、お家のどこかしらに保管されて。

その間の期間が数ヶ月過ぎてから、やっと芽がでてくるっていうことなんですね。

ジャガイモの芽は暖かくなってから出てくる

あとは、ジャガイモの芽は暖かくなると芽が出てくるという特性があります。

気温が5度以下だと、冬眠状態で眠っているので芽も出てきにくいんですね。

この5度以下の状態を保てる場所といえば、思いつくのが冷蔵庫です。

でも、ジャガイモのような根もの野菜(食べる部分が土の中から収穫されるもの)は、冷蔵庫で保管すると

「低温障害」

という現象になってしまって、逆に早く痛んでしまうんです。

ジャガイモの芽がでにくくするには低温で風通しの良い場所に

なので、冬場などの気温が低い季節であれば

  • 暗くて10度以下の涼しい場所
  • 風通しのいい場所
で保管しておくのがいいですね。

我が家では、ベランダの隅のほうに、ダンボールで日よけを作って保管するようにしてます。

夏場の暑い時期にジャガイモの芽がでにくくする方法

では、夏場なんかの気温があたたかい季節には、ジャガイモの芽が出にくく保管する方法はないんでしょうか?

そんなときのおすすめの方法は、りんごを使った保管方法です。

実はリンゴからは、微量ですが「エチレンガス」というガスが発生しているんです。

そして、このエチレンガスには「果物や野菜の完熟を促進だせる効果」があるんです。

まだ青みの残ったバナナだとかトマトを、リンゴと一緒に袋や箱にいれておくと、色づいて熟すのが早くなるんですね。

でも、そんなリンゴをジャガイモと一緒に保管なんかしたら、逆にジャガイモの成長が早まってしまって、芽がたくさんでてきそうですよね?

しかし、不思議なことにジャガイモは別なんです!

ジャガイモの場合は、このリンゴから発生するエチレンガスがあると芽が出にくくなるという性質があるんです。

なんだか、植物の神秘ですよね。

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ジャガイモの芽には本当に毒がある?のまとめ

昔、母から聞いていた「ジャガイモの芽には毒がある」っていうことについて

  • 本当に毒があるのか?
  • その毒にはどんな症状があるのか?
  • 毒のあるジャガイモの芽のとり方
  • ジャガイモの芽を出にくくする方法
ということについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?

でも一番の方法は、何と言っても「買ってきたら、新鮮なうちに食べちゃう」ってことじゃないでしょうか?

ジャガイモの芽うんぬんよりも、やっぱり旬のものを新鮮なうちにいただくのが、一番美味しいですしね。