飲食業アルバイトに従事されようとしているあなた!
実は飲食業のアルバイトをすると、定期的に検便検査の義務がある事は知っていますか?
「普段から便秘ぎみだったり」
「便秘や下痢を繰り返したり」
そんな人にとっては、これってかなり重要なポイントですよね。
そんなアルバイトでの定期的な検便のときに「検便のタイミングで出ないときって、どうすればいいの?」と不安になる人も多いんじゃないでしょうか?
便秘だと、検便があるからと便をだそうと思っても、簡単に自由自在に出せるわけもなく。
ましてや、便秘や下痢を繰り返すような人だと「もし検便提出のときに下痢だったら…」なんて考えたら、恐怖でしかないですよね。
そんな「いろんな理由」で、検便を提出できなかったとき、どうなってしまうんでしょうか?
バイト先での検便を提出できないとどうなるの?
では、バイト先から「検便を持ってきてね」と言われて、もしも何かしらの事情でもっていけなかったら、どうなるんでしょうか?
一般的には、バイトに定期的に検便の提出を求めるのは「飲食関係のお仕事」です。
そして、この「飲食業での定期的な検便」は何のためにやっているのか?
それは「食中毒が感染する可能性を減らすため」なんです。
飲食業のお店で食中毒が出てしまったら、はっきりいって死活問題です。
なので、その検便を提出できなかった場合。
この「検便の定期的な提出」は、法律などで決まっていわけではないので、当然対応も「お店」によって違ってきます。
最悪の場合は「出勤停止」なんてこともあるようですが、そこまでいかないにしても
- 次回出勤のときには必ず持ってくるように怒られたり
- 自分で検査機関に検便を送るように指示されたり
バイト先に検便を提出する前にしっておくべきポイント
まず、検便を提出する前に注意をしていただきたいのが、「アルバイトの検便で提出する便は、当日の便じゃなくても大丈夫」ということです。
もちろんできるだけ新しい方がいいのですが、「前日の夜に採取しておいた物でも、提出は可」なんですね。
それでも少し心配な方は、便が少しでも出やすいように「食物繊維を摂る準備をされる事」を心がけるようにしてみるといいですね。
検便前に食べておきたい!食物繊維には種類がある
食物繊維には、不溶性のタイプと水溶性のタイプがあるのを知っていますか?
実はこのタイプによって、その期待できる効果も全然違ったものになってくるんです。
不溶性の食物繊維
野菜、豆類、穀類にたくさん含まれていて、体内の腸や胃で水分を吸収をする事によって大きく膨らみます。
その結果、腸の運動を活発にする効果が期待できるんですね。
水溶性の食物繊維
わかめや昆布等のネバっとした部分、レモン、りんごにもたくさん含まれています。
小腸での栄養素の消化と吸収を抑えて遅らせる効果が期待できます。
あとは、有害物質にくっついて体の外の排出してくれる効果も期待できますよ。
便が出ない!アルバイトでの検便を無理なく出すにはどうしたらいい?
ついつい検便をとり忘れて、バタバタしてしまう事ってありますよね。
- 人によっては
- 忘れていたり
- 便秘だったり
- お腹を壊してしまって下痢をしていた
検便の時に下痢になってしまったらどうすればいい?
検便のタイミングで下痢を起こしてしまって「下痢の便はさすがに検便に出したらダメだよなぁ…」と悩む方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、なんと下痢の便は「検便に使っても可」なんですよ!
ビックリですよね。
さすがに食あたりだったり、ノロウイルスなどに観戦している場合はダメですが。。。
ただ注意点が1つ。
できるだけ「かたまりの部分」から採取するようにすることです!
検便の時に便秘でどうしても出ないときの対処法
健康診断時の検便で「どうしても出ない場合」は、浣腸や下剤を使うのも可ですが、あまりおすすめできないです。
理由は、無理やり便を出す形になるのので、便をもよおす際に切れてしまう恐れがあるからです。
それが原因で、便に血液が付着することもあって、最悪の場合は、再検査を受ける事になる(大腸検査)なんてことにもなってしまいます。
検便の便が水没してしまったら使わない方がいいの?
なかなか出てくれなかった便が、やっとの思いで出てくれたのに。
便器の上でとどまってくれずにコロコロと、水の中に勢いよく転がり落ちてしまったら。
もう泣くに泣けないですよね。
「水没しちゃってるけど、どうにかして便を採取できないものか」
「でもさすがに水没した便は検便に使っちゃヤバいよなぁ」
と、いろんなことが頭をよぎると思います。
そんな風に、せっかくの検便用の便がポチャンと水没してしまったときの対応についてを
「検便って水没したら使えない?検便初心者も失敗しない方法」
に詳しくまとめています。
そうなってしまったときの為の知識として、ぜひ知っておいて損はないと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
検便が1日しかとれなかった!2回出ないときは検査できないの?
検便が1日しかとれなかっても、検査は可能です。
ただ、できる事でしたら2日分の検便があった方が、正確な検査ができます。
便はその時の体調によっては、どうしても出ない場合もあるかと思います。
その際は、担当者の人に聞いてみるのが良いでしょう。
飲食業での検便って何を調べるの?
飲食業での検便は、主に「菌がいるかどうか」の検査を目的としています。
特に主なものですと
- 赤痢
- サルモネラ菌
- O157
なので「下痢のときでも検便に提出可」とはいったものの、下痢でおなかの調子が悪いときには、何かしらの菌に観戦している可能性もありますよね。
菌が検出されたときの対応は、その会社やお店の方針にもよりますが
- 食品に関わる仕事が一時期させてもらえない
- そもそも出勤させてもらえない
そして、病院へ行って再検査を指示されます。
採取した検便はどれくらい保管できるの?
採取した検便は、冷暗所などの場所で保管をされる場合は、1日前でも大丈夫な事になっています。
毎日便が出ない方は、日にちがあいても2回連続提出されるのがよいでしょう。
飲食業での検便は法律で決まった義務ではない
厚生労働省によりますと
「保健所から検便を受ける旨の指示があった場合に、食品取扱者に検便を受けさせること」
と書いてあります。
なので「法律での検便提出の義務化」ではないのです。
各自治体の保健所が、厚生労働省から委託を受けて判断しているのが現状なんですね。
あとは、そういった保険所からの指導はなくても、会社やお店の衛生管理の一環として、従業員には定期的に検便をさせているところも多いようです。
飲食店などのアルバイト先から検便の提出の旨があった場合は、指示通り検便を提出するようにしましょう。
飲食物に関わる人たちの検便
飲食物を触ったりする職業の人達には、とりわけ厳しく検便検査が実施されています。
特に「水道関係者や調理師」の関係者はもちろんの事、飲食業の
- 正社員
- アルバイト
- パートの人達
生理中の人の検便提出について
ただ専門機関によりますと、生理中の方には「検便の提出はされない方がいい」との事です。
なので、そういったときには責任者の方などに相談をするようにしましょう。
生理後に検査を行ってくれるケースもありますので、一度相談しやすい先輩や社員の人に聞いてみることをおすすめします。
飲食業に従事する人にとって検便はとっても大切
検便と聞くと「恥ずかしいと」思ったり、「なんだか汚い」といったイメージもあるかと思います。
でも、食品の衛生面での管理である「フードセーフティ」を考慮してもとても重要なことなんですよね。
また、自分自身の健康面を知る上でも、判断材料としても重要だと思います。
せっかくの検便検査なので、自分の健康管理にもぜひ参考にするようにしましょうね。
普段の生活で腸内環境を整えておくことも大事
腸内環境を整えるポイントとしては
- 食事をする際に、色々な食材をとること
- よく噛んで食べるようにする
- 早寝早起きを心がける
- 朝方生活をする
- 毎日少し運動を心がけをして、体を動かすようにする
自分自身の生活スタイルの見直しや、少しずつでも改善ができるところがあれば、実践される事もいいかもしれませんね。
バイト先での検便の提出方法は?容器をそのまま手渡しでOKなの?
バイト先で初めて検便の提出を指示されたとき、提出方法に迷うかもしれません。
提出方法はお店ごとに違ってくると思います。
例を挙げると
- 決められたカゴ等に容器を入れる
- 担当者に直接手渡し
私の経験から言いますと、検便の容器は緑色の袋に入っていて、その袋に入れた状態で提出しました。
緑色の袋の中には、検便に関する詳しい説明の文章も入っています。
ただ容器をそのままの状態で提出するのは、提出する側も、受け取る側もあまり良い気持ちにはなりませんよね;
検便の容器自体も中身はそんなに見えるような構造にはなっていませんが、この緑色の袋でさらにそれをカバーしてくれています。
緑色の袋越しでは、便の様子を伺うことはまずできないと思います。
それでもどうしても提出方法に不安があるという場合は、同僚や先輩、店長さんなどに聞いてください。
それが一番です!
いや、もうそれしかない!
あなたの職場で一番間違いのない提出方法で、きちんと受理してもらってくださいね。
バイト先に提出する検便がでないときのまとめ
検便といえば、さかのぼること昭和33年ぐらいから、小学校で「ギョウ虫検便検査」が実施されてきました。
最近では、食品の衛生状態もよくなってきていますので、食物における感染リスクも減ってきています。
そのため、小学校でのぎょう虫検査も2016年4月からは廃止されて、今現在行われていないんですね。
今回、ご紹介してきた内容が、飲食業アルバイトに従事されている方々の参考になればうれしく思います。