お世話になった上司が定年退職することになったら、これまでの感謝の気持ちを込めて、何か気の利いたメッセージを送りたいですね。
私の場合、単なる退職しか経験したことはないけれど、それでも
「慣れた場所を離れる寂しい気持ち」
「これまでと違う生活になることへの不安や期待」
などいろんな感情がありました。
定年退職ともなれば、働いていた年数も長いでしょうし、長年勤めあげた達成感だとか、それまでの苦労したことや思い出なども計り知れませんよね。
定年退職とは本当に大きな「節目」ですよね。
そこでこの記事では、定年退職する上司への
- メッセージのポイント
- メッセージの文例
- 退職祝いの水引はどれを選ぶべきか
退職するお世話になった上司へ メッセージの例文
まず、「気持ちのこもった素敵なメッセージ」を作るポイントとしては、以下の要素を入れることです。
- 感謝の気持ち
- 労いの気持ち
- お祝いの気持ち
- 具体的なエピソード、自分なりの思い
- 今後の幸せを祈る気持ち
そして目上の人へ向けたメッセージなので、もちろん丁寧な言葉で書きます。
それではいくつか文例をご紹介しますね。
長年ご指導していただき、心から感謝しております。
〇〇さんにご指導いただいたことを今後も生かして頑張ります。
今後のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
〇〇さんはいつも指示が的確で、相談事にも親身になっていただき、心から尊敬しております。
私も〇〇さんのような素敵なひとになりたいです。
これまで以上に、ますます充実した時間を過ごされますことを祈っております。
〇〇さんの寛大で明るいお人柄が大好きでした。
退職されるのはとても寂しいのですが、どうか、健康に留意され、お元気でお過ごしください。
〇〇さんに言われた□□という言葉は今でも私の指針になっております。
たくさんのことを教えていただき、本当にありがとうございました。
ご退職後の新たな人生も大いに楽しまれてください。
これらの例文をそのまま使ってもいいですし、あなたなりにアレンジしてみて、あなたらしさ溢れる素敵なメッセージにしてくださいね。
退職祝いを贈るとき 水引の種類はどれにするのがいい?
水引とは、ご祝儀や不祝儀の際に用いられる飾りで、贈答品の包み紙や封筒にかける赤白や白黒の帯紐です。
「結婚式のご祝儀袋の真ん中あたりに結ばれている紐の飾り」が身近で分かりやすいでしょうか。
水引は大きく分けると
- ちょう結び
- 結び切り
まず、このような「ちょう結び」は、何度あっても良いという意味があり、結婚以外の祝い事に使います。
結び切りは、二度と繰り返すことがないようにという意味があるので全快祝いや婚礼などに使われます。
定年退職の場合は、一度しかないことが多いです。
しかし、新たな人生のスタートでありお祝いですし、退職後の人生を応援するという意味を込めて、ここは「蝶結び」を選びましょう。
元上司が定年退職のときのメッセージまとめ
これまで退職する上司へのメッセージや、ご祝儀を贈るときの水引についてお伝えしてきました。
定年退職とは、人生の中でも一つ大きな節目ですので、ぜひ素敵な言葉を贈ってあげてほしいと思います。
あなたらしさももちろん大切ですが、ビジネスの場でお世話になった相手なので、マナーを押さえることは大事です。
しかし形式的な文言だけでは「誰にでも書ける中身のないメッセージ」になってしまうので、自分なりの素直な気持ちや、エピソードを少しでも入れると素敵なメッセージになると思いますよ!
そして水引は、「ちょう結びを選ぶとよい」でしたね。
上司の方が温かい気持ちになって、そして新しいスタートをきっていただけると良いですね。